旅行業務取扱管理者は9業務あります
旅行業務取扱管理者とは、簡単に言いますと旅行取引の責任者のことを指します。当然ですが国家試験ですので、旅行業務取扱管理者の試験に合格しなければこの資格を名乗ることはできません。
また旅行業務取扱管理者は2005年4月に改正されており、以前は旅行業務取扱主任者と呼ばれていました。職務は9業務あり管理だけでなく監督に関する業務を行います。その9業務を説明しますね。
まず最初にすることは1つ、旅行者に対して取引条件を説明することから始まります。そして旅行者に対し適切な書面を交付し、次に適切な告知、広告を実施します。 適切な告知を実施し終えましたら、旅行に関する苦情などを処理し料金の掲示、旅行に関する計画を作成、旅行業約款の掲示及び据え置き、旅程管理措置、最後に契約内容に関する明確な記録や関係書類を保管して9つの業務は終了します。
もちろん旅行業務取扱管理者の仕事はそれだけではありませんし、先ほど説明した9つの業務全てを行わなければいけないというわけでもありません。
ただ取引条件説明及び書面の交付の際に旅行者から依頼があった場合は、きちんと説明しなければいけません。これから旅行業務取扱管理者の試験を受ける方であれば参考にされて下さい。
旅行業務取扱管理者の受験案内
では、どのようにして旅行業務取扱管理者の試験を受ければ良いのでしょうか。受験案内について説明したいと思いますが、案内や内容については変更になることもありますので最新情報は必ずご自身で試験関係の各所からご確認をお願いします。
まず受験する前に受験案内・受験願書等を入手します。 これらは「日本旅行業協会」にてPDFファイルをダウンロードできますので、利用方法が分かる方は印刷してお使いになって下さい。方法が分からないという方は本部・支部で直接受領するか、本部に郵送で請求するなどして案内・願書等を入手されると良いでしょう。
次に願書の作成に入ります。必要事項を記入したら写真を所定欄に貼り付け、科目免除根拠の証書を写したものを所定欄に貼り付けます。これは試験科目の一部免除がある方のみ利用します。 作成が終わりましたら、受験手数料6500円を指定の金融機関に振り込み、振込証明書を受験願書の所定欄に貼り付けます。願書を本部に直接提出するか郵送し受験票を受け取れば受験の申込は完了という事になります。
試験の結果発表は合格者のみ配達記録で合格証書が送られ、不合格の方にはハガキで通知されます。ちなみに欠席者には通知されないようになっています。
以上が旅行業務取扱管理者の受験方法となります。試験日や結果発表に関しては「日本旅行業協会」のホームページに記載されていますので一度確認をされておかれるといいかと思います。